大学生の一人暮らしにおける家賃の相場とは?初期費用についても解説
大学への進学を機に一人暮らしを始める方はいらっしゃるものの、大学生の間はあまり住居にお金をかけられないものです。
一人暮らしの物件を探すにあたり、家賃の平均的な相場を知っておくと選びやすくなるでしょう。
今回は、大学生の一人暮らしにおける平均的な家賃や必要な初期費用、家賃を抑えた部屋の探し方について解説します。
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大学生の一人暮らしにおける平均的な家賃
一人暮らしでは、さまざまな費用が発生しますが、そのなかでも毎月必要なのが家賃の支払いです。
しかし、大学生の立場では実家からの仕送りやアルバイト代など収入が限られており、家賃に費やせるお金は多くありません。
ほかの生活費を捻出したうえで趣味などの娯楽にも充てたければ、家賃はなるべく安く抑える必要があります。
そのためには、まず大学生が一人暮らしをするうえで、どの程度の家賃が平均的な数値になるのかを知っておくと良いでしょう。
大学生の一人暮らしにおける全国的な家賃の平均
2023年度における大学生の生活費のうち、下宿での一人暮らしを営んでいる方の家賃は5万4,130円が平均となっています。
どの程度の部屋の広さになるかは住む場所によって異なりますが、都心にいくにつれ1Kやワンルームなど狭く部屋数も少ないです。
なお、仕送りやアルバイト、奨学金などを含めた収入の平均額は12万9,240円となっています。
家賃はこの収入額の3分の1以上を占めており、大学生の生活において大きな負担になっているといえるでしょう。
そのほかの生活費としては、食費に2万5,880円、交通費に4,330円、教養娯楽費用に1万2,840円かかっています。
書籍を購入するのに1,500円、勉学費用に1,260円、日用品の購入に7,330円、通話通信料に3,190円、そのほかの費用に2,290円かかっている状況です。
貯金や翌月への繰越費用として1万4,740円を残しており、支出の合計は12万7,500円となっています。
前年と比べると、収入も支出も増加傾向にはありますが、暮らし向きが楽とはいい切れないでしょう。
実家からの仕送りが受けられるか、奨学金を借りるかなど、収入はとくに個人差が大きくなるため、収入に見合った家賃設定が必要になります。
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大学生の一人暮らしにおける家賃を含めた初期費用
一人暮らしを始める際は、家賃を含めさまざまな初期費用が必要になります。
家を借りるための費用、引っ越し作業にかかる費用、生活に必要なものを揃える費用と、生活を始めるまでに多額の費用がかかるのです。
これらの総額は数十万円になることもあり、一括で用意しなければならない点に注意しましょう。
住居に関する初期費用
住居を借りるために大家さんと賃貸借契約を結ぶ際には、さまざまな費用が発生します。
まず、退去時の原状回復費用に使われる敷金が家賃1~2か月分、大家さんへのお礼である礼金が1~2か月分必要です。
敷金は退去時に戻ってくる可能性もありますが、礼金は返金されません。
部屋を探す際に相談した不動産会社に対し、0.5~1か月分の仲介手数料も支払う必要があります。
また、前家賃として1か月分の家賃が必要になるほか、入居時期によっては日割り家賃も必要です。
保証会社を利用して部屋を借りる際は初回保証料が0.5~1か月分、火災保険料が1~2万円かかります。
入居の際に鍵を交換してもらうと1万円~2万円、室内を消毒してもらうと1万円~2万円かかるでしょう。
これらの初期費用は、まとめると家賃5か月分になることが多く、5万円の部屋を借りるのであれば25万円ほど必要です。
引っ越し作業のための費用
一人暮らしで部屋を借りて暮らすためには、引っ越し作業が必要です。
多くのケースでは、引っ越し業者に作業を依頼して荷物を運んでもらいます。
引っ越し費用はどれだけの量の荷物を、どれだけの距離を運んでもらうかによって変動するため注意しましょう。
荷物が多く距離が長いほど、引っ越しにかかる金額は高くなっていきます。
また、引っ越し作業をおこなう時期によっても費用は変動するため注意が必要です。
200km未満の移動であれば、繁忙期は6万1,000円~8万1,000円、閑散期は4万1,750円~5万円程度になります。
500km未満では、繁忙期は9万円~11万5,000円、閑散期は5万4,000円~7万円かかるでしょう。
500kmを超える距離を移動するのであれば、繁忙期は10万円~14万円、閑散期は6万5,940円~9万円必要です。
なるべく荷物を自分で運ぶなど、量を減らすと引っ越し費用を抑えられます。
家具家電を用意する費用
一人暮らしを始める際は、家具家電など生活に必要な道具を一式揃える必要があります。
これらが備え付けになっている物件もありますが、そういった物件は比較的家賃が高いです。
テレビや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電やテーブル、カーテンなどの家具類を購入すると、15万円~20万円はかかります。
キッチン用品なども揃えると5万円ほど必要になり、合計で25万円ほどの支出になるでしょう。
将来的に就職しても一人暮らしを続けるのであれば、購入するのが望ましいですが、状況に応じてレンタルも検討するのがおすすめです。
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大学生の一人暮らしにおける家賃を抑えられる物件の探し方
大学生の一人暮らしでは、自由にできるお金が少ないため、なるべく家賃を抑えたいと考える方は多いはずです。
なかには、自分で学費を支払う大学生もいるため、より家賃を節約したいと考える傾向にあります。
部屋の探し方を工夫すれば、ある程度家賃を抑えることは可能です。
エリアから見た探し方
大学生であれば、大学の近くや通学に便利な駅近のエリアに部屋を借りたいと考える方が多いでしょう。
しかし、そういった利便性が高いエリアの物件は家賃が高いです。
そのため、ある程度利便性が高い施設から遠いところにある物件を選ぶと家賃を抑えられます。
大学生のうちから徒歩や自転車で移動する習慣をつけておくと、体力もついて一石二鳥です。
自力で移動できる距離と家賃との兼ね合いを見ながらエリアを選ぶと良いでしょう。
バス・トイレをまとめる
家賃を抑えるための部屋の探し方では、希望条件を緩和することも大切です。
たとえば、バス・トイレ別の部屋は家賃が高くなるため、ユニットバスになっている物件を選ぶと良いでしょう。
ほかにも、部屋の広さや収納の数、キッチンの設備など、家賃の安さを第一条件にするのであれば、削ったほうが良い条件はいくつかあります。
大学生活の間どのようなことまでなら我慢できるかを考え、譲れる条件と譲れない条件を振り分けてみましょう。
建物の築年数を古くする
より家賃が安い部屋を選ぶためには、建物の築年数にも注目してみると良いでしょう。
一般的に、築年数が新しい建物ほど家賃が高く、古い建物ほど家賃が安いです。
そのため、建ってから何年も経っているような賃貸物件のほうが家賃を抑えられます。
ただし、築年数が古い物件は設備が充実しておらず、防犯面でも不安が残る可能性が高いです。
女性の一人暮らしなど、防犯設備が充実している物件が良いのであれば、おすすめはできません。
基本的には、家賃の安さを基本の希望条件としつつ、どうしても必要な設備などにはこだわって部屋を探すと良いでしょう。
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まとめ
大学生の一人暮らしにおける家賃は、収入の大部分を占める支出になります。
一人暮らしを始める際は、家賃以外にも初期費用が発生するため、まとまったお金を用意しなければなりません。
家賃の安い部屋を探す際は、希望する家賃と譲れない条件を決め、それ以外の条件を緩和すると良いでしょう。
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